Gypsy Pot ヨーロッパ音楽めぐり


PARIS

パリのストリートミュージシャン。
フィドルとガットギターでシャンソンやフォルクローレを演奏していました。また、地下鉄の中でも車両の中でミュ−ジシャンが沢山演奏していてビックリ。

パリのクレモナか、お茶の水?か!
宿泊したオペラ駅周辺は楽器屋さんや工房が立ち並び、通りから職人さんたちの楽器作りの様子を沢山見る事ができました。

さすがフランス!ジャンゴタイプのギターが普通に並んでます。

もう見てるだけでも楽しいです。
偶然泊まった宿の周辺が楽器街だなんて!やはり神のおぼしめしとしか考えられません。。

ここにあったオールドのアーチドトップピックギターはFホールとOホールの両方が開いている珍しいタイプでかなり惹かれたんですが、まだ後があるしと思って我慢しました。でもだいぶいろいろ弾かせてもらいました。中古の品揃えも豊富で良いお店だったなあ。

楽器屋で偶然見つけたライブ告知のポスターをみて、mamというエスニックフュージョンバンドのライブを見ました。もうハマってしまいました!!オリジナルのドラムセットといい、変幻自在のフィドルに、ジャズテイストなボタンアコ、そしてジャズベースのようなチェロ!曲も変拍子やら複雑なコードやら、もう一気にファンになってしまいました。

これが手作りのドラムセット。音も良い感じでした。

BUDAPEST

ハンガリーのレストランでは、ジプシー音楽の生演奏を聞く事ができます。

ちょっとジャンゴを彷佛させるギタリスト。ほとんど親指のダウンストロークのみでバッキングをし、チャールダーシュなどの速い曲の時は指輪をピック代わりに弾いていました!さすが!

洞くつ風の作りの店内を歩き回って演奏してくれます。ハンガリ−料理はとても日本人の口に合います。グヤーシュというパプリカを使ったシチューはやみつきになります。たくさんパプリカを買い込んで来たので、うちでも2週に1回ぐらい作ってます。


曲をリクエストしようとして英語タイトルが通じなかったので実際に弾いてみたらビックリしてました。

他のお客さんも盛り上がってくれて、本場のジプシーミュージシャンとちょっと交流ができた気分。

ブダペスト在住のユダヤ人クレヅマスクール?の発表会に潜入できました!おじいちゃんやおばあちゃんや子供達が自分達の伝統音楽を演奏する様はちょっとうらやましい感じでした。

このおじいちゃんのうたが哀愁があって最高でした。


途中でユダヤ独特のスタイル(黒いコ−トにカ−ルしたもみあげに帽子)での踊りもあり、、、。

メインはプロのクレヅマバンドによるパワフルなコンサートが始まりました。クラリネットの表現力の豊かさは圧巻でした。

女性バイオリンが2人と男性バイオリンが1人、やはり東欧の音楽に哀愁のバイオリンは欠かせないです。

右のチューバがベースの役割をします。メンバー全員キャラも生きてて良いバンドでした。


ブダペストは宮殿のあるブダの丘と商業地区ペストの2つの街が合わさって一つになった首都です。ここはブダの丘にあるレストラン。

フィドルも2人でハモったりアドリブやったり、バッキングやったり、かなりのテクでした。ツィンバロンもなんとも見事な早弾き。

ここでもフィドルを弾かせてもらったところ、、、

なんか大喜びになってしまい、レストランの奥から従業員を呼びはじめました。


こうなったらもうせっかくなので一緒にジプシーミュージックを!

なかなかこんな観光客はいなかったんでしょう。

みんなのってきてしまい、もっとやれもっとやれということに、、、。

大絶賛!
ブラボ〜!
ほんといい思い出ができました。そして勉強になりました。。。。

ブタペストの楽器屋さん。このハンガリー製のギターはアーチドトップで塗装も美しく、いいギターでした。15万ぐらいだったかな?さすがに予算オーバーです。後ろにかかっているのはリュートギター。これもかなり迷いましたが、音がガットギターと大差がなかったので泣く泣く諦めました、、、でも買えば良かったかなあ、、、。

WIEN

ウィーンはクラシック音楽の宝庫のような美しい街。でも、ちょっと郊外に行くと、ホイリゲという生演奏のきける大衆的なパブがあります。ビールは日本と全然違うおいしいさ!手作りソ−セ−ジやプディングやジョッキで飲むワインなど、もうサイコ−でした!

この演奏スタイルはシュランメルと呼ばれ、19世紀にシュランメル兄弟が始めたところからきています。いわゆる流しの原形かも知れません。演奏曲目はクラシックから民謡から流行歌までさまざま。始めは大衆的な音楽形式でしたが、しだいに貴族社会でも大人気になって行ったそうです。

ここはまた別のホイリゲ。これはコントラギターというベースとギターが一体となったシュランメルに欠かせない独特の楽器です。これが欲しくて翌日楽器屋を捜しまわりましたが、とうとう見つけられませんでした。


アコーディオンと歌とコントラギターという編成。

どこにいっても必ず「上を向いて歩こう」をやってくれるのですが、むしろ現地の曲が聞きたいなあと思っているのは私たちだけでしょうか、、、。
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