使用楽器たち


GREEK BOUZOUKI★ギリシャブズーキ(ギリシャ)

2004年アテネオリンピックの開会式で、太鼓と共に数十台で壮大なメロディーを奏でたのがこのブズーキです。
ルックスといい、音色といい、まさに不思議〜な感覚にさせてくれる楽器です。
弦はスチールで、4コース8弦。チューニングは高い方からD-A-F-C。12弦ギタ−のように低音の2コースはオクターブになっています。ブズーキには3コース6弦のタイプもあります。
ボディはラウンドバックで、マンドリンのような形状をしています。トップには正倉院にもありそうなペルシャ風の美しい模様が描かれたシェルのピックガード風な飾りがついています。
音色はキラキラとした、堅い音で、西とも東とも言えぬ音がします。ギリシャの演奏家にアドバイスを受けた時、彼はブズーキを矢に例えていました。矢のように弦を強く張り、堅いピックで弾くものだと教えてくれました。しかし、多湿の日本ではちょっとネックのそりが気になるところです。
ブズーキの原形は中近東の楽器と言われています。実際似たような楽器にボゾックという楽器がありますが、「ボゾック」とは壊れたとか、廉価版とか言う意味があるそうな。きっと元になった弦楽器(バルバットとかウードやサズやラウトや。。。?)を崩して、簡易版の楽器に改良し、それが進化して行き、BozokがギリシャでBouzoukiとなったのではないかというのは私の勝手な解釈です。人に言わないようにして下さい。
とにかく、私にとって一番気に入っていて大活躍している弦楽器です。
ギリシャではオブリガードをハモって速弾きするのが特徴的です。ヨーロッパをはじめとするフォークロアのミュージシャン達にギター以上に好まれている楽器です。


IRISH BOUZOUKI★アイリッシュブズーキ(アイルランド)

ブズーキというと、近年のアイリッシュブームで、日本ではこちらの方が演奏家も多く、一般にも広く知られているのかも知れません。しかし、この楽器の歴史は30年程度と非常に浅く、奏法も確立されたスタイルがあるわけではありません。なのにあっという間に世界中に広まった楽器で、それだけ表現力や機動性があるということかもしれません。
弦はギリシャブズーキと同じくスチールで、4コース8弦。チューニングは高い方からE-A-D-GやD-A-D-G。低音の2コースはオクターブになっています。
ボディシェイプはティアドロップ型が一般的で。このタイプは変型と思って下さい。でも、私はこの形だから買ってしまいました。
音色はテールピースとブリッジの構造上、ギリシャブズーキにも少し似た、軽やかな音がしますが、音域がより広いため、低音部もかなり良い感じで響きます。アイリッシュミュージックの世界では、そのルックスや響きから、もともと伴奏楽器として使われていたギターよりもむしろ花形になってきているかもしれません。
アイリッシュブズーキは、ギリシャブズーキをアイリッシュミュージックに使いはじめたころから開発されたと言われています。しかし、その血筋としてはギリシャブズーキよりは、イギリスで多く使われていたヨーロッパの古楽器のシターンや、イングリッシュギターの流れを汲んでいるんじゃ無いかというのは、私の勝手な解釈です。
メロを弾きながら低音部をドローンのように使ったりすると、かなり不思議な良い感じになります。


Puerto Rican Quatro
★プエルトリカンクアトロ(プエルトリコ)

クアトロとは、数字の4を意味します。その名前の通り4コースのクアトロもありますが、ブエルトリコの国民的な楽器と言われているこの楽器は、1コース増えて、5コース10弦になっています。日本で言えば三線や、三味線も数字が楽器名になっているタイプですが、1つ増えてもクアトロのままなのが不思議なところです。
弦はスチールで、チューニングは高い方からG-D-A-E-B。低音の3コースはオクターブになっています。
ボディシェイプはバイオリンとギターを合わせたような感じで、音色はリフを弾いても存在感のあるキラキラとした良い音がします。


Kajon
★カホン(ペルー)

カホンとは、スペイン語で引き出しという意味です。
まるで巣箱のようなその形から、電車でこれを持っていると、必ず中をのぞかれて、「何かいるんですか?」と聞かれます。
このカホンは民族楽器と言っても歴史は浅く、ペルーの黒人の間でタンスの引出しを打楽器代わりに使っていたあたりから発生したと言う事です。今ではスペインに渡り、フラメンコの演奏には欠かせないほどの存在感のある楽器となり、むしろスペインのジプシーの楽器ではないかと思っている人は多いと思います。私もずっとそう信じていましたが、ルーツはやはり黒人だったんですね!カホンは箱と言ってもかなり仕掛けのある箱で、いろいろな方式があります。材質や中に仕込む響き線によって、音は全く変わってきます。私のカホンは自作ですが、材質は焼磨加工を施した桐(たぶんこんな板使う人いないでしょう)のボディに、シナベニアの打面に、スネアのスナッピー、共鳴用にギターの6弦、鈴などでドラムのスネアのようなパスッ!!ドン!シャン!とした音を出せるようにしてあります。全部でほんの一回の飲み代くらいでできちゃいます。(大衆居酒屋クラスです。)写真の右側のトランク状のものは、持ち運びに便利な携帯用のミニカホンです。こちらは100円ショップの物のみで作りました。これも桐です。お蕎麦屋さんで出るような木のお盆を2つ重ね、ちょうつがいでとめ、取っ手をつけ、響き線を張り、重い音が出るように、共鳴用に竹棒を仕込み、叩いた後ブ〜ンという余韻が残るようにしてあります。ちょっとした小物入れにもなるので、結構重宝してます。これはもう、都内で食べるランチくらいの値段ですね!皆さんも是非作ってみて下さい、打楽器は理屈抜きで楽しめますよ!作り方解らない人はお問い合わせください。カホン簡単作り方マニュアルはこちら→


Udo
★ウード(エジプト、トルコ、アラブ)

原稿作成中


Charango
★チャランゴ(ペルー)

原稿作成中


Banjo-Guitar
★ギターバンジョー(アメリカ)

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Cumbus
★バンジョーマンドリン(トルコ))

原稿作成中


Dobro
★ドブロ(アメリカ)

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Nyron-strings Guitar
★ガットギター(ヨーロッパ)

原稿作成中


Gypsy Guitar
★ジプシーギター(フランス)

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Kalimba
★カリンバ(アフリカ)

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Laouta
★ラウト(トルコ)

原稿作成中


Folk Guitar
★フォークギター(アメリカ、ヨーロッパ)

原稿作成中


Erhu
★二胡(中国)

原稿作成中


Rawap Soprano
★ルボップ(ウズベキスタン)

原稿作成中


Sitar
★シタール(インド)

原稿作成中


Spoons
★スプーン(食卓)

原稿作成中


Taisyo-Koto
★大正琴(日本)

原稿作成中


Uklele
★ウクレレ(ハワイ)

原稿作成中


Voilon Viola
★バイオリン、ビオラ(ヨーロッパ)

原稿作成中


Angklung
★アンクルン(バリ)

原稿作成中


Kehu★革胡(中国)

原稿作成中


Sun★スン(タイ)

原稿作成中


San-shin★三銭(沖縄)

原稿作成中


Portuguese Guitarra★ポルトガルギター(ポルトガル)

原稿作成中


Mandolin★マンドリン(ヨーロッパ)

原稿作成中


Frog Rasp★モーコック(インドネシア)

原稿作成中


Auto Harp★オートハープ(ヨーロッパ、アメリカ)

原稿作成中


Banjo Uklele★バンジョーウクレレ(アメリカ)

原稿作成中


Balalaika★バラライカ(ロシア)

原稿作成中


Chin-chin★秦琴(中国)

原稿作成中


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